羅貫中は「水滸伝」を著わして、そのために子孫3代にわたって唖の児が生まれ、紫式部は「源氏物語」を著わして、1度は地獄にまでおちたが、それはおもうに彼等が架空の物語や狂言綺語書いて世の人々を惑わせた悪業のために、そのむくいを身にうけたというべきであろう。
そしてその文をみると、それぞれかわっためずらしい趣向をこらし、その文章の勢い・調子は真にせまり、あるいは低く、あるいは高く、あたかもころがるようになめらかで流暢であって、これを読むものの心持をしてたのしく快くさせるものである。
以下のCSSを書くと縦書きになりますよ。
font-feature-settingsがないと文字が左に詰めになり、ガタガタになります。
text-orientation: upright;を設定すると英数字も縦書きになります。
英数字は横でよい場合は外す。
縦中横はtext-combine-upright: all;を設定する。
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<p><ruby>羅貫中<rt>らかんちゅう</rt></ruby>は「<ruby>水滸伝<rt>すいこでん</rt></ruby>」を著わして、そのために子孫<span class="tatechuyoko">3</span>代にわたって<ruby>唖<rt>おし</rt></ruby>の児が生まれ、紫式部は「源氏物語」を著わして、<span class="tatechuyoko">1</span>度は地獄にまでおちたが、それはおもうに彼等が架空の物語や狂言<ruby>綺語<rt>きご</rt></ruby>書いて世の人々を惑わせた悪業のために、そのむくいを身にうけたというべきであろう。</p>
<p>そしてその文をみると、それぞれかわっためずらしい趣向をこらし、その文章の勢い・調子は真にせまり、あるいは低く、あるいは高く、あたかもころがるようになめらかで<ruby>流暢<rt>りゅうちょう</rt></ruby>であって、これを読むものの心持をしてたのしく快くさせるものである。</p>
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